弊社で主に扱っている素材の説明です。普段、街でよく見かけるもののいま一つ違いが分かりにくい、アクリル・PET・塩化ビニールの比較を中心に、知っておくとためになる豆知識をご紹介しています。特に言葉だけでは分かりにくい部分は写真付で解説していますので、興味のある方はぜひご覧ください(サムネイルをクリックすると拡大します)。
プラスチックは、私たちの生活の中でなくてはならない存在になっています。金物・木工・ガラスに変わって品質面・コスト面から見て、社会のあらゆる場所で活躍しています。プラスチックは一般に「人工的に合成された高分子物質で可遡性のあるもの」と定義されています。長所としては、軽くて丈夫・透明度がある・錆びたり腐ったりしない・安い・着色が自由・電気絶縁性に優れている・熱や圧力を加えることにより自由に成形が出来る・大量生産が可能などが挙げられます。逆に短所としては熱に弱い・表面が柔らかく傷やほこりが付きやすい・変形しやすいなどがあり、ある種の薬品におかされるものもあります。
透明度が高く、耐衝撃性に優れています。アクリルで製作したディスプレイは見た目も良く、高級感があります。反面、傷がつきやすいため、他の材質に比べて加工性に優れているとは言えません。材質が硬いので薄いもの(2mm以下)だと割れやすくなります。燃やしても有害物質は出ないので、環境面に優れています。
加工性が非常に良く、切る・曲げる・貼る(接着)の優等生です。反面、透明度は若干劣り、切断面は磨いても光りません。基礎産業部門から最先端の医療部門まで、生活のさまざまな場面で活躍しているのが、塩ビ製品です。高温で燃やさないと有害物質が出るとされているため、環境面は劣ります。
切る・曲げるは得意ですが、接着が劣るため(時間がかかる)加工性には優れません。透明度はアクリルとほぼ同様ですが、切断面は磨いても光りません。燃やしても有害物質は出ないので、環境面に優れています。透明度が求められ、かつ薄物のPOPを製作する場合にお勧めです。